とちてれ☆アニメフェスタ!

2018年4月30日

ゴールデンウイーク真っ只中なのだが、大学の研究室でひとりPCに向き合っている。
20以上のプロジェクトと〆切を抱えているもので、とにかく目の前のひとつひとつを形にしていくしかない状況の中なのだが、大学はこのゴールデンウイークの間は休講なので、静かな環境の中、集中して形にできていっている。

今日は午前中はCRT栃木放送のラジオ番組、「まついじんの部屋」にゲストで遊びに行かせてもらい、午後からはずっと研究室。

珈琲タイムの合間にこのブログを書いている。

今日、なぜラジオに遊びにいってきたかというと、5月5日、6日と行われる「とちてれ☆アニメフェスタ!」の毎年、イベントの司会をやっていただいている、だいまじんのじんのすけさんの番組ということもあり、イベントのコーナーのお知らせを兼ねて顔を出してきたということだ。

考えてみれば、このイベント、最初は「デジタルマンガ甲子園」として、ちばてつや先生と大学近くのスーパー銭湯につかりながら「やってみます!」「応援するよ!」と2011年に立ち上げたのだが、その最初の年にあの3.11があったのだ。

あの3.11のときの思い…「ぼくたちに何ができるのだろうか」と、心が締め付けられる恐怖と不安の中、もちろんイベントで人を集めるのは危険とか、自粛とか、中止を促す声が大半だったのだが、「何か、なにか、何をやれば…何かやらなければ」と、マンガ家の仲間たちが集まってくれて、みんなのその思いからチャリティイベントとして始まったイベントなのだ。
小さなぼくの研究室に送られてきた仲間のマンガ家たちの色紙やグッズ、生原稿までもチャリティにかけさせてもらい、1236万円を被災地に寄付させてもらった。
それからもう8年目を迎えている。

今回のステージは、ちばてつや先生、姫川明輝先生、一癸さやか先生、声優の古川登志夫さん、安部敦さんと行うことにしている。
今年からコーナーの名前を、「デジタルイノベーション・マンガステージ」に変え、まさにマンガのイノベーションをステージで見せられると思っている。

つまりは、とちてれ☆アニメフェスタ!という2万人の観客の前で、エンターテインメントとして大学でのテクノロジーによってのマンガの表現の可能性による研究発表をさせてもらっているようなものなのだ。

今年は、姫川明輝先生とここ数年、那須で取り組み、この4月からスタートした、「9bプロジェクト」をみんなに見てもらうことにしている。

9bプロジェクトとしての今回の第一歩は、姫川先生がアートディレクターとして生み出してきた、九尾狐たちのキャラクターが、AR(拡張現実)で、その地に行けばスマートフォンの中でキャラクターが動き出し、那須の観光案内をしてくれるという新しい観光案内のシステムである。
インバウンドも考え、中国語、英語でも対応している。
そう、そう9bとは九尾から生まれたプロジェクト名なのだ。

イベントでは、今年も、声優の古川登志夫さんに、そして安部敦さんにも、姫川先生のキャラクターたちにむちゃぶりで公開アフレコでキャラクターを演じてもらうことになっている。

むちゃぶり公開アフレコは、4年前の緑川光さんにお願いしたときから始めたのだが、これが実に面白かった。
これがプロという姿を、公開アフレコならではのライブ感の中で見せてくれる。
プロの声優の凄さというものを、目の前で、生でぜひ見て、聞いてほしい。

他にも、ちばてつや先生の「あしたのジョー」50周年の話しや、姫川明輝先生、栃木の地元から世界に向けてマンガを発信しつづけている一癸さやか先生と、この栃木から生み出していくマンガの話しなど盛りだくさんで盛り上げて行こうと思っています。

コーナーは5月6日(日)の14時から宇都宮オリオンスクエアで行うので、ぜひ!

書きながら、今回のブログは、「とちてれ☆アニメフェスタ!」のお知らせのようなブログになってしまったが、こういったイベントも含め、今、この地、栃木でいろいろなことが生み出せていることに、いつもワクワクさせられている。

週のほとんどを、仕事場のある東京ではなく、この栃木で大学も含め、最初に抱えている仕事のことを書いたとおり、いくつものプロジェクトが動いている。
東京はグローバルで、栃木はローカルだと言われてきた。
だが、ローカルからグローバルに発信していく時代がやってきたことは間違いない。

こうやって、生きて居る「地」で生み出していくプロジェクトの中で、少し見えて来たものがある。
創るということの方向が、自分の生きる答えとして見えて来たものがある。

仏師の彫った仏に、人は自分の心で向き合い、そしてその仏は、向き合った人の数だけ「心」が生まれる。
作り手の「心」ではなく、人がその仏を見て、感じる「心」を生んでいく。
その「心」に人は手を合わせ、自分の「心」と向き合うことができる。

自然も同じだと思う。
この栃木の地のおかげで、自然とも向き合うことが出来ている。

自然を壊すことなく、人が向き合える「心」を、大自然の中でテクノロジーとマンガで生み出すことができるのではないか…

今、取り組んでいるプロジェクト、すべての軸を、その視点から考え始めている。

作るのではなく、「生み出す」という創作。

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